特別養護老人ホーム「浅川苑」 母の日コンサート
    2015年5月10日(日曜日)   
          13:50〜14:45    

ボランティア演奏といっても私の母親がお世話になっている特別養護老人ホーム「浅川苑」。私以外の協力者がボランティアです。 前から演奏依頼を受けていましたが、ヒノハワイアンズのmihoとバン ドを組み、4人のフラグループと参加することになりました。3月、新橋のライブパブで、mihoがフラのバックで歌っているのを聴きに行きましたが、その フラの方たちが、ボランティア活動にmihoを誘い、そしてmihoから私に協力依頼が来たのです。7月に都内の病院でコンサートを予定していますが、そ の前にちょうどいい機会だと、浅川苑でのコンサートを提案しました。フラ・グループの名前は「ホロホロ・ホヌ」。歩く(散歩する)カメという意味でしょ う。バンドは「その仲間たち」としています。当日は、気がつかなかったのですが、写真を見て、私の名前やハワイアン・コンサートと書いてあるのに気づきま した。
「ハワイアンコンサート」と書いてありま すが、最初の演奏曲は「東京音頭」。フラの方たちの首には手ぬぐいがかけてあります。昨年夏、職員の方々が「東京温度」を練習していると聞き、一緒に踊っ て貰えるかなと期待して選曲。一番期待した職員のHさん。勤務時間の関係でNGでした。Hさん(クンかな)、私の息子の友人です。入所者が手に持っている のは作って持参した歌詞カードです。今日は、フラを踊る曲の他、みんなで歌える曲を選曲しました。歌詞カードを持たずに歌っている方を見て、カードが足り なかったのかと思っていたら、ほとんど視力がない方でした。「いっぱい歌って、モヤモヤが吹き飛んだ」と、同行した妻に話したそうです。それだけでもやり がいのあるコンサートでした。会場は2階。3階に居住の方も来ています。母親のいる2階のほとんど方の名前を知っています。ある方は、私を「お兄さん」と 呼びますが、最近、実のお兄さんと勘違いしていることを知りました。
バンドは、mihoが前日買ってきたお揃いTシャツを着て演奏しています。
今日の演奏曲は、
フラを踊った曲
「カイマナ・ヒラ」「ハナレイ・ムーン」「月の夜は」「バリバリの浜辺」「銀座カンカン娘」。
みんなで歌った曲
「みかんの花咲く丘」「上を向いて歩こう」「瀬戸の花嫁」「花(瀧廉太郎)」「りんごの歌」「青い山脈」。そして踊りも入った「東京音頭」でした。
みなさ ん、レイを首にかけています。男性がかけていませんね。唱歌、童謡、昭和歌謡などを一緒に歌いました。この写真で、顔をぼかしていないのが私の母親。歌い 出すと止まりません。昨年夏、食べない・飲まない。口に入れても飲み込めない状態になり、このままなら、1週間持たないと言われました。水分を取らないと 認知症も進むそうです。飲み込めないのではなく「飲み込み方を忘れる」こともあると言われました。「ゴックンして」と言っても「ゴックン」と発音するだけ でした。緊急入院させましたが(2週間)、息子は会社に「祖母がもうダメだから、勤務態勢の変更をお願いします」と報告したほどです。ウィールス性膀 胱炎が原因と分かり治療。退院してからも、毎日、家族交代で、食べる・飲むの作業補助に通いました。3ヶ月ほどで自力でも食べられるようになりました。
いつも笑顔を見せてくれていた入所者のMさんが、最近、無表情になり、心配していますが、歯が合わないらしく「食べなくて困っている」とのこと。今日は、 最初のうちは歌っていたようですが途中で居眠りをしていました。脱水状態が怖いことを実感しています。
フラの踊りに 合わせ、入所の方たちが歌っています。みんながフラソングを歌えるわけがないと思いますよね。実は「銀座カンカン娘」の演奏中なのです。「ホロホロ・ホ ヌ」の方たちがフリを付けて踊ってくれました。
演奏の二人はこの後急いで「ヒノハワイアンズ」の練習に駆けつけました。
慰問演奏やボランティアのステージ。年3〜4回程度しか参加していませんが、スケジュールの空きと協力者(フラなど)があればできるだけ依頼にお応えしま す。