当日のプログラム

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第14回 サマー・ジョイント・フラパーティー
    2014年8月31日(土曜日)  日野市民の森ふれあいホール    トミモト記




「多摩ハワイアン連盟」主催の「第14回サマージョイント・フラパーティー」。今年も日 野市民の森「ふれあいホール」を会場として使用することになりました。
前回は前日夕方から準備ができましたが、今回は当日朝からのセッティングで大忙しの関係者です。会場の運営が、市から民間に委託されたため、はっきり言っ て使いづらくなりました。来年からは会場を変えるつもりです。理由はあとで書きます。
スタートも30分近く遅れてのスタートです。

オープニングは名古屋先生主宰「フラサークル・オハナ」。前後列で色の違うドレス。柄は同じです。赤がワヒネ(多分)、黒がク プナ(おそらく)です。間違えていたらごめんなさいです。曲は「マカキロ」。以前、「ナレオアイランダース」で演奏していましたが、今回これを選ぶと、同 じハーラウの曲を2曲やることになるので、「ヒノハワイアンズ」が演奏することにしました。
前の写真と同じグループが踊っています。民間(公社)が運営することになったため、土日は自主運営の催しなどを優先して入れて いて、控え室などの部屋が取れず困りました。しかし、本来、予定が入っている部屋の数部屋が使われた形跡がなく、前日までキャンセルにもなっていない。支 払いは当日なので軽い気持ちで無断キャンセルしたのでしょう。無断キャンセル団体は罰則で使わせないとしていますが、名前を変えて登録すればよいことで す。ネット予約の悪弊が出ています。


2曲目は「カウラレイ・フラスタジオ」の踊る「タフワフワイ」なのですが、写真が見当たりません。前の写真(マカキロ)撮影か ら6分後の写真がこれなので、抜けてしまっているようです。
フリー曲の「ケ・アロハ」をいくつかのハーラウが踊っています。

小川先生主宰 「ピリ・アロハ」。曲は「カ・ノホナ・ピリ・カイ」。原曲は「涙そうそう」。
実は、数日前まで「ピリアロハ」の指定曲は「パパリナ・ラヒラヒ」となっていました。私の勘違いでしたが、プログラム原案を見た小川先生から間違いを指摘 され、急遽、プログラムを直しました。もともと「カ・ノホナ・ピリ・カイ」はフリー曲として用意して練習をしていたので事なきを得ました。

フリー曲「ハナレイ・ムーン」。フラの定番。月に照らされたカウアイ島のハナレイ湾の美しさ。未だ見る機会に恵まれていませ ん。歌は英語の歌詞ですが、最後にハワイ語で「Aloha no wau ia oe」と歌われるのが印象的です。
後で指定曲として演奏されますが、人気の曲だけにフリー曲として外せません。


今年、多摩ハワイアン連盟の主催するイベントすべてに2つの教室が出場するなど、大いに協力頂いている宇田川先生のハーラウ。 その1つ「ナプアウイ」。曲は「カ・ワイレレ・オ・ヌアヌウ」。曲名に入る「ヌアヌウ」とは、オアフ島に在る途方もないほど強い風が吹く崖。なんと、風速 100m/secを記録したことがあるそうです。昨年、ここへ行き風は体験してきましたが、ワイレレ(滝)を見た記憶がありません。
山口先生主宰「フラハラウ・オ・カレオラニ」。曲は「ヘ・メレ・アロハ・ノ・プナ」。歌詞に出てくるクムカヒ。地名ですが、溶 岩で埋もれた伝説の町。ハワイ島の東にあります。火の神ペレの怒りに触れて溶岩にのみ込まれたそうです。ハワイ島の溶岩に咲くレフアの花が印象的でした が、歌詞にもレフアが入っています。詳しい意味は分かりません。踊っている方たちとは何度も共演しています。今度意味を聞いてみたいと思います。
ドレスの色で、「あれ?ピリアロハさんかな?」と思いましたが、同じグリーン系でも少し淡いグリーン。今門先生主宰の「フラ・ パマカニ」だと、分かりました。曲は「コアリ」。ウクレレで始まるバンプ。独特の拍数のずれ(シンコペーション)を入れたのですが、踊りに入りづらいとの 指摘を受けました。11月の「フラ&ハワイアン」では普通のバンプでいくことにしました。


「ヒノハワイアンズ」のヴォーカリストでもある立川先生主宰の「フラスタジオ・マカレア」。本ホームページは「習うよりナレ オ」と言いますが、「慣れろ」と「ナレオ」をもじっています。同じように私は、「長いものにはマカレア」だと揶揄しています。昨年、ハワイへ同行、暮れの 施設ボランティア活動も協力をお願いしました。
曲は「プア・リリ・レフア」。

第一部の最後となった「プアマナ」。この歌に出てくるハワイの言葉は、ハワイ語の勉強にぴったりな単語が並んでいます。私でも ほとんどの単語の意味が分かります。「ラハイナ(マウイ島)」にある家や付近のきれいな海を歌っています。「オナオナ」は「よい香り」という意味。以前は ふざけて「オンナ・女・ほしい」などと言っていました。フリー曲です。
ここからは第二部。演奏は「ラニカイ」となります。
最初は新野先生主宰「プアラレア・フラスタジオ」です。こちらのグループを指導しているのは新野先生の娘さん、tomo先生です。このグループには私のウ クレレの生徒さんが入っています。そして演奏席にはスチールギターを弾く私が加わっています。曲は「クウ・イポ・プア・ローゼ」。2010年には別なハー ラウ用として、一緒に演奏した曲です。


踊り手がたくさん出ているのに座席もいっぱい。賑やかなフラパーティーです。曲は「ヘ・ウイ」。フリー曲です。「He U`i」の U`i は「(若々しく)美しい」という意味。そんな時代もあった?方がたくさん踊っています。
浅見先生主宰「フラ・ハラウ・オ・レイラニ多摩」。曲は「イ・コナ」。衣装が2種類なので、練習場所や時間が別なグループなの でしょうか?ハワイ島のコナは、コナ・コーヒーが有名。コナ・ビールもおいしくて、日本のハワイアンレストランなどで必ず注文しています。同じハワイ島の ヒロと比べて雨が少なく、リゾート地として人気がありますが、あまり歌われることがない地名ではないでしょうか。

フラは、佐藤先生主宰「ヘウイ・レイ・ラウォホ・フラスタジオ」。曲は「ピリ・アロハ」です。昨年は「フラハラウ・オ・カレオ ラニ」の指定曲として、やはり「ラニカイ」担当で演奏しています。


フリー曲で すが、踊っているのは2つのグループですが、先生は同じハーラウです。曲は「ナニ・カウアイ」。
カウアイ島はよく歌に出てくる島です。私も、ハワイで一番好きな島です。

フリー曲として演奏した「プア・リリ・レフア」。第一部では指定曲として演奏しました。メレフラには欠かせない曲です。
次のフリー曲「キパフル」の写真が見当たりませんでした。

第一部でフリー曲として演奏した「ハナレイ・ムーン」。やはりメレフラでは欠かせない曲です。ここでは指定曲として「レフア・ カイノア」のみなさんが踊ります。


先生の名前がハーラウ名に入っているので説明するまでもありませんが、久野先生主宰の「久野みづきホオラエ・フラスタジオ」 です。曲は「コオラウ」。コオラウ(ko'olau)とはハワイ語で「風上」を意味するそうです。コオラウ山脈の風下にできたのがホノルルの町だというこ とを聞いています。先述の記事で紹介した「ヌアヌウ」の崖もコオラウ山脈にあります。
「アロハ・カウアイ」を踊っている「カエオ・フラルーム」のみなさん。カウアイ島は自然が多く残る島。私が初めてハワイへ行っ たのはオアフ島でもハワイ島でもなく、カウアイ島でした。モキハナハはカウアイ島の花という歌い出しで始まる曲です。
次の曲はモロカイ島を歌った「ビューティー・ア・オ・モロカイ」。モロカイ島には行ったことがありません。モロカイがフラ発祥 の地だということです。ハワイの心が一番残っているということや、島には信号が1つもないなどを聞き知る程度です。歌によく出てくる町「カウナカカイ」が 一番大きな町だそうです。フラは「フラ・パマカニ」です。


曲は「エ・ピリ・マイ」。この曲もカウアイ島を歌っているそうですが、歌詞にはカウアイという言葉が出てきません。カウアイ 島では、マカナという求婚の儀式が行われていたそうで、そんなことを歌っているそうです。マカナはハワイ語でプレゼントという意味もあるそうです。「フラ スタジオ・マカレア」が踊っています。
写真には単独ハーラウしか見えませんが、フリー曲の「ヒイラヴェ」です。フリー曲で打楽器を持ってきて踊るのは珍しいことで す。普段イプなどを持って踊っているのに「今日は用意していないから踊れません」というハーラウがあります。そんな時には「ペットボトルを叩いたら」など と冗談を言いますが、プログラムを見て、用意してくるといいですね。
フリー曲「フラ・オ・マキ」。マキー号という船がどうのこうのと歌っていますが、出だしの「アウヘア」という言葉から、マキ- 号は行方不明なんだと分かります。日本では、とても歌にならないような歌詞ですよね。でも本当の意味は恋人をマキ-号にたとえて歌っているそうです。船 (恋人)が難破して行方不明。私は「恋人がナンパされちゃったんじゃないの」などと茶化しています。


この写真から第三部となります。「ナレオアイランダース」が演奏を担当します。
ちょっと苦労した曲「カ・プア・ア・ノ・ラニ」を「フラサークル・オハナ」が踊ります。情熱的な歌のようです。ところどころ、言葉が分かります。「ラニ」 は天国の意味。ちなみに「カイ」は海。先まで演奏していたバンド「ラニカイ」。天国の海という意味です。この地名はオアフ島にあります。

フラは「レフアカイノア」。「カイムキ・フラ」を踊ります。ダイアモンドヘッドの山すそ。カイムキは、ホノルルのダウンタウン のような所で、レストランが多く、最近人気があります。この町をどのような形で歌っているのか歌の意味はよく分かりません。
ここから人気のフリー曲が続きます。「パリ-・シェルズ」。この曲はいつも踊り手が多くなります。日本では「真珠貝の歌」とし て大ヒットしました。日野てる子、渚ゆう子など、ハワイアン歌手が歌い、日本語歌詞もあります。特に、ビリーヴォーン楽団の演奏が有名です。原曲は 「Pūpū A `O `Ewa」。


続いてのフリー曲は「To You Sweetheart, Aloha」。邦題「恋人よアロハ」として、若い頃からよく演奏してきた曲です。スチールギターのインストルメント・ナンバーでした。最近、演奏機会が増 えました。無論、フラ用ですから歌入りです。
一昨年から演奏することが多くなった曲「オハイ・アリイ・カルヘア」。今回、この曲を指定曲として取り上げたのは「ナプアウ イ」。オハイアリイの花は赤や黄色のきれいな花です。2010年の「メリーモナーク」でこの曲を初めて知りました。この花で作ったレイやハクが人気です。 素晴らしい香りがするそうです。

「ナレオアイランダース」のメンバー全員です。うしろに見えるキルトが「ナレオアイランダース」のブルーのアロハやドレスとお 揃いのように見えます。


曲名が長く て覚えられません。「レイ・アナ・オ・マノア・イカ・ナニ・オナ・プア」。ワッキーの持ち歌でしたが、今回は、マッシーがピアノ(キーボード)を弾きなが ら歌いました。踊るのは「フラハラウ・オ・カレオラニ」。キーが変わったのでコーラスが入れづらくなりましたが、マッシーのソロで充分です。
ワッキーが 引退してコーラスの厚みが心配されましたが、メンバーのがんばりでなんとか乗り切りました。しかし、私の両側にいる女性陣に負担がかかってきています。
新野先生主 宰「モアナフラハレ」。曲は「アロハ・カエオ」。ニイハウ島の歌です。島は私有地で島に入ることが難しいというこの島の名勝地を歌にしてもよく分かりませ ん。最近は一部の地域に上陸できるツアーがあるそうです。それでも、島民との接触は禁止です。歌に出てくるプウバイ(Pu'uwai)が唯一の村だそうで す。カエオは山の名前。踊っている私の奥さん。この島の状況を知っているのかな。


フリー曲「南 国の夜」。元は映画音楽です。ラテンミュージックとして取り入れられた後、日本のハワイアンバンドが演奏するようになってハワイアンミュージックの分野に 入りました。この曲も毎回演奏しています。

今回、最多の 出場者数となった「ピリ・アロハ」のみなさん。曲は「ナビリビリ」。またまたカウアイ島の歌です。ナビリビリ湾をはじめ、どこもも景色のよい島です。最近 までこの歌に出てくるニニニ(Ninini)を知りませんでした。それどころか「He nani no `oe ia Ninini」の部分を「He nani no `oe ia Nawiliwili」と歌っていました。NininiはNawiliwili湾の突端にあり、灯台が建っている所でした。
再び「プアラレア・フラスタジオ」の踊 りです。このクラスは、まだ経験が浅いのですが、着実に進歩しています。曲は「カ・ウルニウ・オ・ワイポウリ」。これもカウアイ島の歌。ワイポウリ、そし て歌に出てくるカパアも記憶にある地名です。


フリー曲ですが、同じハーラウの方、そ れも一部の方のみです。私らの世代では、ハワイアンの代表作。ハワイを連想する曲のトップとして挙げる曲です。スチールギターが演奏しないとその気分には ならない曲「Beyound The Reef(珊瑚礁の彼方)」です。
フリー曲「プア・ア・アリイ」。 2011年に2つのハーラウの指定曲として演奏して以来、よく取り上げます。今回も、その時のハ2つのハーラウが踊っています。アリイの花のことはよく分 かりませんが、歌にマウナ・ケアが出てくるのでハワイ島の歌と分かります。同じくキプウプウが出てきますが、ワイメア地区に降る寒い雨のこと。ワイメアは オアフ島にもありますが、ハワイ島のワイメア(渓谷)が有名です。
指定曲「ヘ・ ハワイ・アウ」。オリで始まりオリで終わるバージョンです。2010年に別なハーラウの指定曲で違うバージョンの演奏をしたことがあり、比較的容易に仕上 がりました。ハワイ人としての誇りを歌っています。


「パパリナ・ ラヒラヒ」です。これもよく取り上げられる曲です。「美しい頬(ほほ)」という意味ですね。
この曲の後は「エ・ホイ・イ・カ・ピリ」を予定していました。熱烈な恋の歌。レイシェル版が好きで、よく演奏するのですが、今回、踊り手が出てこなかった ので、時間が遅れていることもあり演奏を取りやめました。

第四部になり ました。フラメンコ風の衣装で踊るのは「久野みふきホオラエフラスタジオ」。曲は「ナ・ヴァクエロス」。スペイン語が入っています。元歌を歌っているのは クアナ・トレス・カヘレ(ナーパラパライ)。スペインからやってきた女性のことを歌っています。ヴァクエロスとは「ジーンズ」のことだと聞きました。また 「カウボーイ」とも。カウボーイのイメージはジーンズとカウボーイハットなので、やはりカウボーイなのかと思います。
「フラ・ハラ ウ・オ・レイラニ多摩」。曲は「プア・ミキノリア」。以前「モアナフラハレ」がよく踊っていたので、我が家で、この曲が年中聞こえてきました。イントロで 流れているスチールギターのハーモニックス。最近、苦手になっています。若いときにはよく音が出ていて、多用していたのに。これも視力が影響しているのか も知れません。


青竹珊瑚の中 の1曲「ブルーハワイ」。先に演奏した「Beyound The Reef(珊瑚礁の彼方)」では踊り手が少なかったのですが「ブルーハワイ」も以前より参加者が減りました。ちなみに「青竹珊瑚」とは「ブルーハワイ」 「小さな竹の橋で」「珊瑚礁の彼方」のこと。最近のフラソングに対して、以前のスチールギターがメロディーの中心だった頃のハワイアンソングを総称するよ うな感じで使っています。
このホールの 後ろ半分は畳が敷かれています。柔道場として使われます。畳をどけてフローリングのホールとして使えますが、広すぎるので半分に仕切っています。今回、畳 部分は着替えや荷物置きスペースとして使いました。
曲は「カ・ウ ルヴェヒ・オ・ケ・カイ」。フリー曲です。浜辺に打ち上げられた海草を採っている様子。しかも足が痛いのか?熱いのか?つらいけれどよい香りに誘われて、 思わず手に採ってしまいます、という内容。踊りのフリもコミカルです。今回は「HAPA]バージョンで演奏しました。


フリー曲 「カ・ノホナ・ピリ・カイ」。フラ・ファンなら知っていますね。原曲は「涙そうそう」。ケアリー・レイシェルがハワイ語の詩を付けた異色の曲。
「モアナフラ ハレ」です。指定曲「アイナハウ」。この曲は今回演奏することになって初めて知った曲です。歌の意味は詳しく分かりませんが、アイナハウとは、ハワイ王朝 カイウラニ王女の邸宅のあった所。今、シェラトン・プリンセス・カイウラニ・ホテルのある場所だそうです。王女と邸宅の美しさを歌っているのでしょうか。 歌詞にもあるクジャクがたくさんいたそうです。
多摩ハワイア ン連盟加盟の中で一番長いハーラウ名「ヘ・ウイ・ラウォホ・フラスタジオ」。「久野みづきホオラエ・フラスタジオ」と同じ15文字ですが「・」が1つ多い ので最長です。辞書登録をしてあります。
そんなことどうでもよいのですが、指定曲「ワヒネ・イリケア」を踊っています。モロカイ島の歌。ホノウリヴァイなどという地名が出てきます。


フリー曲 「メ・カ・ナニ・アオ・カウポ」。ハワイアン・ミュージックの曲集や教本では最初のほうに出てくる曲です。「holoholo ka`a」という歌詞が出てきます。ドライブの様子を歌っています。場所はマウイ島です。「カウポ」は町の名前です。となりの名勝「キパフル」へ行く道は 険しくて狭いので、ドライブは怖いと聞いています。
ハーラウ指 定曲の最後は「カエオ・フラルーム」が踊る「マヒナ・オ・ホク」。マヒナは月、ホクは星の意味がありますが「オ」が間に入るので「月の星」ではおかしいの で 夜の星と訳すようです。マヒナは我々世代には「マヒナ・スターズ」でおなじみの言葉。
最後は、フ リー曲「レイ・ナニ」「カイマナ・ヒラ」「月の夜は」と続きました。写真はどの曲の時なのか分かりません。
今年の「サマージョイントパーティー」は開始と終わりが約30分遅れとなりました。お疲れ様でした。